FIAT500がバックに入れたときに異音がするとの事で入庫。
この車、ちょっと特殊なオートマチックで、
スズキのAGSと似ていて、通常のマニュアル車のクラッチペダルを踏む動作を機械的にやるものです。
デュアロジックといった名前のシステムなのですが、この作動用のオイルが非常に劣化しやすいようですね。
この車も、中古車で販売してから1万km程度。
以前の交換履歴が不明ですが、すでに交換時期に来ていそうでしたのでチェックして見ました。
この部分が、オイルの入っているタンクです。
普段は、奥に見えるカバーで覆われていますので、ちょっと見ただけでは量や汚れ具合は確認できません。
この写真は、カバーを外したところ。
大部黒くなっています。
交換する場合も、抜き穴もありませんので、取付部を外して抜くしかありません。
上から抜きたかったのですが、構造上無理でした。残念
入れるのは上から。
真ん中辺りの白い六角形の部分が蓋ですね。
この蓋のすぐ下に、邪魔物があって上からは抜けませんでした。
このオイル、作動時にはタンク内量が減るのですが、エンジンを切ってしばらくすると、
タンク内に戻ってきます。
ですので、量の調整が非常に難しい。
このオイル、定期的に交換が必要なはずなのに、非常に交換しにくくできてますね。
ある程度、クルマをいじっている人でないとむずかしそう。
取付の構造を理解するのに大部時間がかかるクルマです。
楽しかったですね。